【児童発達支援センター報告1】やっとつながれた
児童発達支援センター、初相談まで待つこと2ヶ月半
申し込んで2ヶ月半、やっと児童発達支援センターの相談にこぎつけることができた。
ADHD傾向があるとわかってもう半年以上たっている。それまで、何のサポートもしてあげられなくてごめんね、娘ちゃん。
そう、顕著な問題行動がない場合、児童精神科は今ある症状としての不眠(もうないけど)への治療、ペアトレは保護者への指導、しかないので、娘ちゃん本人へのサポートは皆無だったのだ。
本人へのサポートをしてくれる場所はかなり意識的に探さねばならない。
臨床心理士の従兄弟に聞いたとおり、そのような機関は玉石混淆。まずは、市区町村の児童発達支援センターにアクセスしてみるのが良いらしい。すごく混んでいるけれど。それで、合えば続けるし、合わない(親身になってくれない、信頼できない)ようならば、他に変える勇気が必要、とのこと。
でもなー、毎回、予約とるのに何十回も電話して、3ヶ月待ちで相談できて、それで「合わない」ってなることの繰り返しが続いたら、もう心が折れちゃうなぁ。すごい負担。
最初の相談でわかったこと
幸い、私の区のセンターはとても丁寧な対応をしてくださった。
親子別室で。
私は相談員さんに1時間半くらい面談・相談し、基本的な聞き取り。
娘ちゃんは同じ時間、心理士さんが遊びを通して印象チェック。既にWISCの結果などを報告してあったので、苦手とわかっている分野を限定的に調べてみてくださったようだ。
心理士さんがお話しくださった初回の印象は以下のとおり。私が娘ちゃんとは別室でうかがいました。
- 典型的なADHDではないのでわかりにくいが、衝動的な傾向はあるかな、という印象。
- 強みは、苦手なことでも丁寧に取り組もうとすること。そして、全体的な知的能力はとても高い印象。
- 弱点は、全体を見て大事なことを読み取ること。図の読み取り、処理など。全体を見るよりも、パッと目に入ったものに注意が言ってしまう。図で示してあると、文字情報であっても苦手。どこから読んだら良いかわからない。順序だてて言葉で書いてあることの方がわかりやすい。
- 療育的な関わりが今すぐに必要な段階ではない。
- 質問に対して「いろいろ」と答えることが多い。知っている語彙は多いにもかかわらず、言葉をひっぱり出してくることが苦手。必要な言葉を選び、自分で深く説明することができない。
- wiscの結果で「言語」は高い値が出ているが、「言語」の中でも能力がまだらに発達しているかもしれない。言語聴覚士の関わりが必要かもしれない。
- 数を数えることができない(トランプを同じ枚数ずつ配ったり)可能性がある。
との報告でした。
打ちのめされました。
「言語」の能力は高いと結果が出ていたので、その強みを伸ばせるんじゃないか、なんて心のよすがにしていたのだけれど、そんな単純なものではなかったんだな。
計算ができる(大きな桁数をあつかうことができる)ので思いもよらなかった。1,2,3,4,とカウントすることが苦手だったとは。
でも、わかってよかった。とにかく特性をはっきりさせて、弱みを苦痛に感じないような環境を整えていかなければならない。
これからのこと
しばらく、検査・検査・検査。
言語能力、行動能力について、週1のペースで検査が続く。春休みなので助かるが、通院もあり、母は疲労困憊である。仕事を休むことも増え、負担は大きい。でも、このように丁寧に関わっていただけることは、言葉にできないほどありがたい。がんばらねば。