【発達障害の排除1】お受験のペーパーは発達の均一さを測っているのかも
児童発達支援センターの心理士さんとの面談で、数をカウントできない虞があることを指摘された娘ちゃん。
いやいや、そういえば、小学校受験のペーパーで、イチゴや花の絵で何個あるか数える課題、たくさんやったわ。確かに苦手だった。でも、にっちもさっちも行かなかったわけじゃないから、まぁ、障害ってほどじゃないはず。と思って母はちょっと前向きになったよ。
思えば、小学校受験(のペーパー)って、発達の凸凹の有無を調べて、そういう子をはじく検査だったのだな。今、やっとわかった。
言語、
空間把握、
巧緻性、…
発達凸凹さんが発達検査でひっかかる項目ばかり。お教室に行かなければできるようにならないが、行ったからといって、全ての子が乗り越えられるものじゃなかった。
娘ちゃんにはかわいそうなことしちゃった。ごめんね。
私立小学校にまでインクルーシブ教育を求めようとは思わないけど、先に業界に明言してほしかったわ。発達凸凹さんの受け入れはありません、って。
でも、中高の入試や教育課程にも似たようなところがある。全て均一にできなければ受け入れない、クリアさせない構造。
私もずっと、そのシステムを当然として、教員として生きてきた。
娘ちゃんのおかげで、自らの差別意識に気づくことができたよ。ありがとう。
凸凹がある子は学ぶ権利がない、なんて、絶対にあってはならないことだ。
娘ちゃんのために、中等教育に携わる者として凸凹さんのために、何ができるのか。
真剣に考えていかなくちゃ。