共働きと受験とADHD

共働きを続けたかった40代ママ。 娘は私立小学校に通うADHD小学生。 一生働き続けるつもりだったのに、小1の壁を越えられなかった。 娘の発達障害のサポートはどうしたらいいの? 私の再就職はどうなるの? さまざまに葛藤しつつ、納得できる人生を求めて試行錯誤しています。

まぼろしのコンサータ

あまりのショックに憔悴して寝ついてしまったのだが、これはどうしても記録しておかのはならぬと、気力を振り絞って書いている。 今朝からコンサータ服薬予定だった。 ところが学校に報告したら(報告したのは2週間前)、昨日いきなり校長から電話がかかっ…

【コンサータ服用①】服薬に納得するまで

服薬を医師にすすめられて1年2か月。やっと 前回の受診でコンサータをもらってきた。 娘ちゃんも納得の上である。 最初の数日は親が子どもを見守れる環境を整えるべき、とのことで、来週末から服用を開始する。 ↓のとおり、娘ちゃんは当初、服用をいやがっ…

合理的配慮の葛藤

私は発達障害の子を育てる保護者であると同時に、私立中学高校の教員(ここ3年は講師)です。 発達障害の子を育てる保護者の方からの、学校の合理的配慮に関する不満は本当によく耳にする。当事者として、合理的配慮を求めるのは当然の権利だし、配慮しない…

当事者(子ども)の服薬拒否にはどう対応したらよいのだろう

コンサータの服薬を主治医からすすめられるも、両親が抵抗を感じて、1年以上服薬を見送っていた。 いよいよ、娘の先送りぐせが生活に大きな影響を与えるようになり、夫も私も決断の時だと認識した。 主治医に相談の上、娘への伝え方も決定した。娘は自分で…

療育を受けなかったことを悔やまないで済む支援体制がほしい

幼少期の療育が極めて重要である、という情報を方々で目にする。 また、「療養が受けられていればよかったのに」と支援者に指摘され、年を重ねた当事者(や保護者)が涙するという話も。 うちも、小2になってからADHD傾向が指摘された口なので、困難が起き…

なんとかなってしまっている子への支援は?

月一の放課後等デイサービスによる支援が、来月で終わることになってしまった。 要は、障害の程度が軽いので、切られたのだ。 とても丁寧に対応していただいていたし、娘も喜んで通っていただけに、ショックである。 でも、わかる。 放課後等デイサービスに…

服薬開始の決断いまだつかず

前回の診察でコンサータの服用を勧められた我々。 私はどちらかというと服薬肯定気味、夫はどちらかというと否定気味、娘ちゃん自体は大反対、とうことで2週間にわたって服薬の決断ができないでいる。 ちなみに登校しぶりは落ち着いている。 いろいろ本やネ…

登校しぶり と 服薬に向けて

娘ちゃんの登校がぐらぐらしている。 毎夜、「明日学校に行きたくない。」という。 疲れるのだという。区切られた時間の中で次々にいろいろなことをしなくてはならないことに、本当に疲れるのだという。 あるあるですね。発達障害の典型的なパターンですね。…

とうとうきた登校しぶり

あきれるほど「学校大好き」な娘ちゃんが、寝る前に「明日どうしても学校行きたくない」と言い出した。給食のメニューも微妙で、テンションがあがらないという。 ゆっくり寝れば治るか、と思って「明日起きてから考えよう」となだめてねかせたが、翌朝開口一…

発達障害は私の方かもしれない①

長く辛い夏休みが終わった。 娘ちゃんはとにかく家にいられない人なので、学童の利用を控え、外に自由に遊びに出られるわけでもなく、私とのおうち時間が続く日々は、とても苦しいものだったろう。 私もだらだら過ごす娘ちゃんを見て、四六時中イライラして…

服薬の決断はいつ?

月1の診察で、服薬について打診された。 服薬…、まだ自分がADHDだという自覚がない娘ちゃんに、親が決断して飲ませて良いのだろうか、一生飲み続ける可能性もあるかもしれないのに…。 現在、娘ちゃんは学校生活やお友達関係に大きなトラブルはない。先日の…

【放課後等デイサービス記録1】

娘ちゃんは、月1回、児童発達センターで心理士さんによる放課後等デイサービス(個別、通所支援)を受給できることになった。 6月、7月と2回、1時間ずつのサービスを受けたので、その記録をしておく。 担当の心理士さんによって支援計画書が作成され、…

機能性ディスペプシアになりました

今年3月、脂汗を流すほど猛烈な胃痛にみまわれたことがあった。 その時は、かなり多い食事をしたし、飲み慣れないワインを飲んだこともあって、暴飲暴食による不調だと思っていた。 が、それ以来、しょっちゅう胃が痛い。 時には脂汗級の不調に襲われる。胃…

知的な遅れがないが故の大変さ

娘ちゃんは知的な遅れがない。学校の勉強も(宿題に取り組めるよう親がわきにつきっきりでいられれば)今のところついていけている。 でも、知的な遅れがないが故の大変さがある。 Web上にも知的な遅れのない発達障害の子を育てる親御さんからの情報がたくさ…

精神科にかかるべきは私の方

胃が痛い。いつも痛い。定期的には脂汗をかいて七転八倒するほど痛い。でも、胃カメラを飲むと、胃そのものに異常はないという。 昨日は2時間くらい声が出なくなった。 たぶん精神的な問題なのだろう。 発達障害の子の相手は本当に大変、なんだと思う。他の…

「適切な行動」との乖離にママはちょっとヘロっているよ

小学校3年となり、求められる「適切な行動」のハードルがあがってきている。それに伴い、発達凸凹の娘ちゃんは、不適切な行動をしてしまう頻度が、幼児期に比べて格段に上がっている。 食べこぼしやテーブルマナー 大人の話に割り込まない 学習習慣 これら…

【児童発達支援センター報告6】放課後等デイサービスを受けられるように

放課後等デイサービスを受けられることになった。区役所や児童発達支援センターの迅速な対応に心から感謝している。 進級に伴い、忘れ物等の困りごとが悪化した小3娘ちゃん。 しかし、春休み中に受けた追加の種々検査の結果、凸凹はあるものの凹を凸でカバ…

【児童発達支援センター報告5】結局、頼れるのはここしかないのか

継続的な支援が必要ない(この程度では受けられない)と判断された娘ちゃん。 娘ちゃんは凸凹がひどくあるが、凸で凹をカバーできているので、障害ではなく、支援は必要ないのだという・・・。 しかし、本人および保護者(私)は、けっこう困っている。困って、…

【児童発達支援センター報告4】紹介された本『あたし研究』

この本を紹介された。 あたし研究 作者:小道モコ 発売日: 2009/10/31 メディア: 単行本(ソフトカバー) あたし研究 自閉症スペクトラム~小道モコの場合 [ 小道モコ ]価格: 1980 円楽天で詳細を見る 30歳を過ぎてASDと診断された小道モコさんが、ご自身の…

【児童発達支援センター報告3】結局、支援は何も受けられず

以前記録したように、区の児童発達支援センターで、春休みに集中的に発達検査を受けた。 【児童発達支援センター報告1】やっとつながれた - 共働きと受験とADHD 【児童発達支援センター報告2】共働きには検査に通うことすら難しい - 共働きと受験とA…

【進級に伴う変化2】持ち物管理が大混乱

新学期の楽しさからウキウキワクワク多動に陥っていた娘ちゃん。 心落ち着かなかったためか、持ち物の管理が混乱した。 3年生になって6時間目が始まった疲労、学校指定のバッグが3年生から変わったこと、などの生活変化も災いしたのだろうか。持っている…

【児童発達支援センター報告2】共働きには検査に通うことすら難しい

予約を試みてから2ヶ月半。ようやくつながれた区の児童発達支援センターで、春休みの間、臨床心理士さんや言語聴覚士さんによる1対1の検査を立て続けに受けさせていただいた。平日の昼間に3回。 この結果に基づいて ①支援級への在籍や通級(娘は私立小な…

【進級に伴う変化1】多動が目立ってきた

今まで完全に不注意優勢型だった娘ちゃん。衝動性や頭のごちゃごちゃはあったけれど、めだった身体の多動はなかった。 しかし、ここ数日多動ぶりが増している。テレビを見ているときなどを例として、いつも踊っている。ちょっとまずいんじゃないかしら、と母…

一切叱るのをやめてみた

ADHD子育ての右往左往を記録しておくための当ブログ。 治療の進展やトレーニングなど、華々しい出来事ばかり記してきた。一方、日常生活での娘ちゃんへの対応はどうだったかというと、ダメダメだった、としか言いようがない。 何度も書いていることだけど、 …

【発達障害の排除2】「困った子」という扱いの不条理

先日、中高時代の同級生と久しぶりにゆっくり話をする機会があった。 彼女はとある大学の教員で、学生の総合的なサポートの業務を担っている人物。 私が教員(だった)ゆえか、さりげない会話の中で、「発達障害みたいな学生が紛れこんできちゃって大変なん…

【発達障害の排除1】お受験のペーパーは発達の均一さを測っているのかも

児童発達支援センターの心理士さんとの面談で、数をカウントできない虞があることを指摘された娘ちゃん。 いやいや、そういえば、小学校受験のペーパーで、イチゴや花の絵で何個あるか数える課題、たくさんやったわ。確かに苦手だった。でも、にっちもさっち…

【児童発達支援センター報告1】やっとつながれた

児童発達支援センター、初相談まで待つこと2ヶ月半 申し込んで2ヶ月半、やっと児童発達支援センターの相談にこぎつけることができた。 ADHD傾向があるとわかってもう半年以上たっている。それまで、何のサポートもしてあげられなくてごめんね、娘ちゃん。 …

3ヶ月でできるようになったこと

3ヶ月ほど前、「勉強よりまずは生活習慣」で 娘ちゃんにできるようになってほしいことをまとめた。 mogana80333.hatenablog.com ペアトレを経て、できるようになったか、検証しておこう。 帰宅後、制服とカバンを所定の位置におく→△制服はかけられるが、鞄…

無理に褒めるのではなく、褒めることのできる環境をつくる

信頼できる機関でペアレントトレーニングを受けられたことの僥倖に感謝しつつ、つらかった「褒めることの推奨」について記録しておきたい。 ADHD傾向児への対応だけでなく、子育て全般で「褒める」ことが推奨されている。 でも、正直なところ、「お母さん、…

【ADHDペアトレ報告7】全課程修了 ~効果とつらかったこと~

ペアトレの課程を修了し、修了証などいただいてしまった。 ペアトレの主要な目的の一つに「ADHD児の育児をしている保護者同士の交流」がある。しかしコロナ禍ゆえに人的交流が行えず、心理士さんと一対一でスキルを学ぶ形になってしまった。その点は残念…