共働きと受験とADHD

共働きを続けたかった40代ママ。 娘は私立小学校に通うADHD小学生。 一生働き続けるつもりだったのに、小1の壁を越えられなかった。 娘の発達障害のサポートはどうしたらいいの? 私の再就職はどうなるの? さまざまに葛藤しつつ、納得できる人生を求めて試行錯誤しています。

臨床心理士の従兄弟に相談 涙が出るほど嬉しかったことば/情報があふれすぎていて

ADHD傾向があり、発達凸凹という検査結果の娘ちゃんだが、学校での困りごとがないので「障害」とはなっていない。幼児期の健診でひっかかったこともない。そういう状態の子は、実質的に何の支援も受けられない。

保護者の負担感や孤立無援感はつのっていく。

 

年賀状をもらって、ぽっかり失念していたあることに気づいた。

そうだ、私の従兄弟は臨床心理士なのだった。身内は診られないというけれど、相談にくらいはのってくれるのでは!?

さっそく年明けに電話で話を聞いてもらった。

 

・知能検査の結果はそれほど心配する必要なし。発達に凸凹はあるが、どの分野も100を切るものはなく、むしろ苦手な分野のせいで、得意な分野の能力が今は十分に発揮できていない、くらいに考えておけばよい。

セカンドオピニオンを得ることはとても大切。他の機関にもつながろう。

・とにかく親身になってくれるところがよい。

・支援機関は玉石混淆。よく見極め、通ってみて「良くない」と思ったら離れる決断も必要。

 

というようなアドバイスをもらった。そして、信頼できる病院や機関をいくつか紹介してもらった。

病院はどこも相変わらずの混雑で、全く予約がとれなかったのだが、区の児童発達支援センターに2ヶ月後に相談できることが決まった。

1歩前進。本当に助かった。

 

電話の前で思わず泣き崩れてしまいそうになったのは、従兄弟の次のような言葉である。

 

うまく集中できなかったり、癇癪をおこしてしまったりしている時、どういう心の状態なのかを娘さんとよく話してみて、分析して、本人が自覚して、じゃあどうすれば改善できるのかを、一緒に考えてみると良いよ。

でも…、それを保護者が一人でやらなくちゃいけないのって、すごく大変だよね。専門家のサポートが欲しいよね…。

 

そうなんだよー(T_T)、大変なんだよ-。そんなうまくできないんだよー、号泣。

 

本を始めとして、インターネット上にも、発達障害の情報があふれている。カリスマお母さんの対応策や成功策にはすぐにアクセスできる。でもね…

 

そんなにうまくできない! 大変! そしてカリスマたちの前で、自分の無力さが際立ち、落ち込む。

発達障害は本当に一人ひとりそれぞれの状態があり、自分の子と同じ状態なんて他にない。だから情報は役立つようで、そのまま転用することはできず、子に合った対応策を見つけ出すのは、本当に複雑で困難な道程なのだ。専門家のアドバイスが欲しいのだ。

 

と、子の対応に苦しむ母は思いますよ。