娘の診断をなかなか受け入れられない
ADHDの診断が下されて1週間。
最初はホッとした。今までただわけもわからず大変だった子育て。その大変さの正体が定義づけられたから。対策だって考えられやすくなる、と思った。私のしつけが悪かったわけじゃなかった、と救われた。
1週間経って、ずんぐりと遅れて精神的な落ち込みが来ている。
娘(小2)と家族の将来について、悲観的なことばかり考えてしまう。「勤勉さ」と「努力」に先天的に欠けた人間が、どうやってまともに生きていけるというのだろう。
自分で言うのも何だけれど、私は勤勉で計画的な人間だ。発想力とか行動力とか全くなく、きわめて無能なのだが、提出を守り、時間を守り、指示されたことを可も無く不可も無く忠実に成し遂げる、そのことで得られる信頼を評価として生きてきた。夫は私以上に計画を着実にこなす人間だ。整理整頓もそつなくこなす。そんな我々夫婦になぜこの娘が生まれるのか。神様はなんていじわる。
初めての女性副大統領誕生という話題にも、半月前の私なら心躍っていたはずだ。でも今は…
「アメリカ歴代の副大統領。 『白人男性』の世の終わり!」とのタイトルでツイッターに流れてきた画像も
と見えてしまう。
私が高等教育を受けて、とりあえず必要な収入が得られるだけの能力を身につけたことは、自分の努力によるわけじゃなかった。幸運だったんだ。勤勉さと努力の力を伴って生まれてこられた運にすぎなかったんだ、と痛感して泣いている。
娘ちゃん、どうするよ…。